超簡単なファミコンAV化改造法

本改造法は、使用部品は映像出力回路に3個、音声出力回路に3個の合計6個、部品価格にして100円以下で改造できる簡単なものですが、過去にネット上で公開されている回路と比べ、トランジスタ1石を使ったエミフォロより格段と画質が良く、ビデオアンプ専用ICであるNJM2267と比べても遜色がありません。
ただし、コンデンサでのサグと自作部分の基板パターンにより解像度が落ちる場合があります。
また、縦縞ノイズ等の主基板由来のノイズはそのまま出力されます。

必要な使用部品は同じですが、前期型基板と後期型基板では改造方法が異なります。

◆使用部品(前期/後期共通)

映像回路
抵抗 1/8W 300Ω 1個 金属皮膜推奨
  1/8W 110Ω 1個 75〜82Ω推奨
電解コンデンサ 10V  220uF 1個 6V以上ならばOK
音声回路
抵抗 1/8W  1kΩ 1個 金属皮膜推奨
  1/8W 1.5kΩ 1個 金属皮膜推奨
電解コンデンサ 10V  10uF 1個 1uF以上ならばOK
  • その他、出力基板の作成、出力ケーブル等の準備が必要です。
  • 映像回路の110Ωは、NEWファミコンと同等の出力レベルを得る為の値であり、NTSC基準のレベルにする場合や長いAVケーブルを使う為には75Ωにする必要があります。
  • 220uFのコンデンサはなるべく特性の優れた物を選んでください。
    (と言っても、規格表で選んだ物を探すのは大変なので、とりあえずESRの低い物を買ってください)
  • 音声回路の抵抗は、値が前後しても 3:2 の割合が作れればOKです。
  • 10uFのコンデンサは耐圧6V以上、容量1〜10uFであれば何でもOKです。
    (デジタル音は耳障りなので、こちらはESRが高い方が丸みのある音になります)

◆外付け回路(共通)

映像出力回路

ノイズ対策として抵抗の後ろ(出力部分)とグランドの間に330〜560pFのセラミックコンデンサ、出力と直列にpHクラスのフェライトコイルを入れるとお札程度の効果があるかも知れません。

音声出力回路

少しレベルが高過ぎますが、コンデンサのみでもなんとかなります。
回路図通りでNEWファミコンと同等レベルになります。

◆前期型基板の改造法

前期型基板、「R6」の2.2kΩを300Ωに交換します。
「R12」の220Ωを外し、300Ωから切った足をコの字型に曲げてR12を外した場所をジャンパします。
(R12を0Ωと交換と同じ意味です)
電源+RFコンバータ基板のケーブル接続部分から信号を取り出します。
水色の線を引いた場所から映像出力、橙色の線を引いた場所から音声出力を取り出し、上記の出力回路を接続します。
(RF出力を残す場合は画像の赤い線と黄色の線を無視してください。)

画質を向上させる為に必要ない場合はRFコンバータをキャンセルします。
画像の黄色い線を引いた場所のパターンをカッター等でカットするとキャンセルできます。


RFコンバータをキャンセルした時は、この画像の黄色い線を引いた場所でパターンをカットしてカットしたところを接続する形にコンデンサと抵抗を入れることにより外付け映像出力回路を主基板上に搭載できます。
コンデンサと抵抗のリード線は図の様に短く加工します。
(しかし、映像信号にノイズが入る事があります)

◆後期型基板の改造法

後期型基板、「R6」の150Ωを300Ωに交換します。
RF基板(または反対側の主基板)の画像の黄色い配線が付いた場所から映像信号、橙色の配線がついた場所から音声信号を取り出し、それぞれ上記出力回路に接続します。
画質を向上させる為に必要ない場合はRFコンバータをキャンセルします。
画像の黄色い線を引いた場所のパターン3本をカッター等でカットするとキャンセルできます。

RFコンバータをキャンセルした時は、この画像の黄色い線を引いた場所でパターンをカットしてカットしたところを接続する形にコンデンサと抵抗を入れることにより外付け映像出力回路を主基板上に搭載できます。
画像はイメージ画像です。実際に作る時はコンデンサと抵抗のリード線は図の様に短く加工します。
(しかし、映像信号にノイズが入る事があります)

◆縦縞ノイズについて

旧型ファミコンを改造しても縦縞のノイズが入ってしまい簡単には取り除く事ができません。
ネット上で良く言われている PPUの40ピンや22ピンにパスコンを入れる方法では一部の基板でしか効果が無く効果が有っても縦縞が薄くなる程度です。

この「一部の基板」とは、前期型、後期型に関わらず効果がある物と無い物、逆効果な物がありますので試してみないと判りません。

効果があるかを試す場合は、ESRの小さな1〜100uFのコンデンサをなるべくリード線を短くして取り付けます。

(*1)  何故画質が良いのか?

従来、旧型ファミコンにビデオ出力をつける際、出力を調整する為にトランジスタ一石またはビデオICを利用していましたが接続方法が、
「PPU>>基板搭載の2SA937>>ビデオアンプ>>OUT」
となっていました。
「PPU>>外部搭載のトランジスタアンプ>>OUT」
としている方も居ます。
前者の場合、主基板搭載のアンプ(A937)ではインピーダンスがマッチしなかったり、出力レベルが異なったりする為に、外部アンプを使用する事によりテレビの入力に適したビデオ信号にしている訳ですが、自作回路の品質や余分な増幅回路が増える事により途中で画質が劣化してしまいます。
後者の場合も増幅前の信号をケーブルで引き回す事で画質劣化をする事があります。

アナログハードウェアの場合、与えられた部品を回路図通りに組んでも結果が同じにはならないのでメーカー並の製造技術を持っていない場合は、外付け回路を簡素化した方が良い結果が得られる場合があるからです。

そこで、よ〜く主基板を眺めていると主基板に手を加えれば外部アンプは必要ない事に気付きます。
主基板のA937の出力で75Ωをドライブ出来る様にバイアスとインピーダンスを変更するだけで直接ビデオ出力が取り出せるようになるのです。
因みに、PPUのビデオ出力はインピーダンスが1000Ω前後です。
PPUの出力で直接75ΩラインをドライブするとPPUを痛めてしまいます。


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